2015年2月5日木曜日

競馬で勝つための戦略

競馬には控除率があり何の戦略もなしに馬券を買っているだけでは勝てない。どんなに予想力が高いレベルにあったとしても、ほぼ確実に負ける馬券の買い方があることを知っている人はどれだけいるだろうか。

それはさておき、競馬で勝つために基本的にとるべき戦略は2つあり、大別すると「短期」と「長期」に分かれる。

簡単な2つの特徴を述べると、「短期戦略」では 高資金を回して利益を伸ばすことに主眼が置かれる。

「長期戦略」では、 1年間の利益を決め目標を達成しやすい手段を策定し短期よりも確実に利益を生み出すことに主眼が置かれる。

競馬において資金力があるということは、それだけに非常に強い武器となりうる。的中率が高く安定性を重視する人は、馬券圏内にくると思う馬を損を考えずにまとめ買いしトータルでプラスになればオッケーという買い方が多い。

これは安定性を生む一方で相当な資金力を必要とするためおいそれと真似することはできない。多点買いはトリガミが多く発生する一方ものの、偶発的に起こる思いがけない高配当にありつくことができる。 ある程度の予想力があれば「短期」で資金を回していくことができる。

それだけに失敗した時のリスクは大きいものとなる。予想力が落ちてしまえば散財するスピードが速く、今までの利益を一気に吐き出してしまう。

ここで大事なのは、競馬のおける論理というのは時代とともに変わるということにある。今まで利益を生み出していた手法が陳腐化することは珍しくなく、そこに気付けないと勝ち組から転落するのも早い。

そのリスクを軽減したいのなら取るべき戦略は「長期」 になる。自分の手法に異常を察知しやすく原因を探る時間があるので軌道修正がしやすい。予想力があり特に「短期」でする理由がないのなら、実力が反映されやすい「長期戦略」が望ましいと言えるだろう。

株で考えると分かりやすいが、短期的には人間の心情だけで株価は上下している。デイトレーダーなどの思惑が絡むからだろう。しかし、長期で見ていけば会社の実力に応じた株価に向かっていくもの。そのため、ウォーレン・バフェットなどの偉大な投資家は、より自分の実力を発揮できる「長期戦略」を主軸に置いている。

 本気で競馬で勝ちたいと思うのなら、競馬に限らず幅広い書物を読むことをおすすめする。競馬の常識なんて時代で変わるもので、そこだけに捕われていると失敗しやすい。

神算鬼謀の競馬理論は、統計学や社会学など現実にある学問から競馬向けにカスタマイズされたものが多い。競馬だけの知識で何とかしようとしない柔軟な思考力を身に着けることを優先すべきである。

0 コメント:

コメントを投稿